口腔粘膜疾患

 
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口の中の粘膜疾患

口の中にできものができた、口の中の粘膜や舌が痛いなど口の中は感覚が鋭敏で異常を感じやすいところです。また、細菌が非常に多く、歯の詰め物や入れ歯などの異物もあることで非常に粘膜が傷つきやすい環境です。口の中は胃や腸などと違って直接見ることができるので、病気の早期発見が可能です。異常を感じたら早めに受診して治療を受けましょう。

口内炎

口内炎が痛い

噛んでしまったり歯磨きのときに傷つけたり、または原因不明に口の中の粘膜や歯肉にできる炎症です。原因は不明で風邪や胃腸障害、疲労があるときになりやすいと言われています。米粒程の大きさで円形で周囲が赤みを帯びていて触ると痛みがあります。通常は清潔にして体調が改善したら自然に治癒します。痛みがひどいときや治りが遅い場合はステロイド軟膏にて治療を行います。

ただの口内炎でない場合もある

ウィルス性のものとしてヘルペスや帯状疱疹、手足口病などでも口内炎が多発することがあります。また薬の副作用として現れたり、全身の病気によって抵抗力が落ちて口内炎が広がることや、ベーチェット病という口内炎が何度も繰り返しできる難病もあります。口内炎が治らなくて検査をしたら口腔がんであったということもあります。一度に複数の口内炎ができたり、治らないようなら受診してください。

口腔がん

口の中にできる癌のうち、舌にできるものは55%、歯肉が20%と過半数が舌にできると言われています。男女比は3:2で男性に多いのですが、ここ20年の傾向として女性患者と若年者の患者が増加傾向にあります。

見た目が口内炎と変わらないものもある

口腔がんの見た目として、白いウロコのような形のものや紅い発疹のようなもの、口内炎のようなえぐれた潰瘍のような形のものなど様々です。

2週間以上治らない口内炎は注意

口の中の粘膜は2週間のサイクルで新しいものに変わります。そのため通常の口内炎であれば2週間もあれば治ります。痛みに関しても初期のがんは痛みがないことが多いので、2週間以上変化のない口内炎がある場合は痛みがなくても早めの受診をおすすめします。

がんになる前の口腔潜在的悪性疾患

今後、悪性化の危険がある粘膜疾患を口腔潜在的悪性疾患と呼びます。主なものとして紅板症、白板症があり、定期的な観察が必要です。
 
当院では地域のかかりつけ医として高度な診療、検査が必要だと判断した場合は紹介状を作成し、提携している専門病院での診療をご案内致します。

その他の口腔粘膜疾患

扁平苔癬

40~50代の女性に多い疾患で、頬の粘膜や歯肉にできる原因不明の粘膜の炎症です。白いレース状の模様が粘膜にでき周囲が赤みを帯びています。接触痛や刺激性のある食品で灼熱感が生じることがあります。治りにくくステロイド軟膏による治療を行います。

舌痛症

傷がないのに舌が痛い、灼熱感があるなど原因不明に舌の痛みが続くことがあります。高齢の女性に発症する割合が多く、ピリピリした舌の痛みが現れます。自律神経の乱れや心因性の原因で発症する可能性が高いと言われています。痛みのストレスや悪い病気じゃないかという心配から、さらに病状が悪くなるといった悪循環になるので、一度受診されて異常が無いことを確認し安心されることが治療の一歩です。

 

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